2008/05/06

ブランドの横展開

ゴールデンウィーク最終日の今日は、ひさしぶりに銀座に足をのばしてみた。お目当てはアルマーニ銀座タワーのレストラン。ランチに挑戦。


タワー10階の最上階に位置するそのレストランは、ゴールドを基調としたきらびやかな内装で、"らしさ"を感じとることができるつくり。

そして肝心の料理はというと、・・・

自分の期待が大きかったせいもあるのだが、まあまあのレベルといったところで、ドスンとくるような感動は残念ながらなかった。もちろん決して"まずい"ということではないのだが...


ここで今一度ブランドの横展開について考えてみた。

アルマーニを含めて高級ブランドではここ最近、それぞれのブランドのレストランをはじめたり、またブルガリにいたってはホテルを展開するなどと、ブランド横展開に躍起になっている。ファンにとっては新たな取り組みには期待は高まるし嬉しいものの、各ブランドにとっては横展開する事業にもよっぽどの高い質を持ってしてサービス展開しなければ、この戦略は諸刃の剣になってしまうのではないか、とも思う


高級ブランドというは、絶大な信頼と支持を得続けているからこそ、そのプレゼンスを維持し続けていくことができる。服やバック、装飾品といったものは、素材と型、デザインが決まればある程度は品質をコントロールすることが容易であり、比較的ブランド力の維持がしやすい部類に入ると思う。


しかしながら「食」においてはこうはいかない。日々の一品一品において常に細心の注意を払わなければならず、吉兆のような老舗でも不祥事が起きれば一夜にしてそののれんの信頼度は失墜してしまう。今回のランチでも元のブランドの存在感もあって僕の期待が高すぎたということもあるけど、正直なところ残念な味だったし、そういう体験をするとそのブランドそのもののイメージも変化してしまう。つまり本業プラスアルファの新たな取り組みとしてはじめた事業によって、本業でのブランドが少なからず傷つくということもありえるということだ。特に高級ブランドはそのブランド価値がとてつもなく高いがゆえにこのリスクは今後もついてまわるような気がしてしまう。

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