2008/09/23

金融危機


「先週、会社がなくなっちゃったんだけど、今週、日本の企業の傘下に入ることになったんだよねー」

行きつけの美容院の席で隣になった男性が、アシスタントの女の子に向かって、消沈しながら、とうとうと語っていた。おそらくリーマンブラザーズの社員と思われ、その表情は終始浮かなかった。


まさか、ここまでの金融危機に発展するとは想像していなかった。前職のときに、かれこれ半年以上前になると思うけど、とある金融関係者が、「サブプライム問題の根は深く、史上最大の恐慌につながる可能性も否定できない」、と言っていたのだが、個人的には、そこまでのワーストシナリオまでにはならないでのはないか、と見込んでいたので、ここ数週間の、まさに激動の再編には、震え上がるほどの驚きだ。


今回の金融危機を目の当たりにして、改めて思ったんだけど、「やはり世界は、アメリカ経済を中心に回っている」ということ。

これは至極当たりすぎることなのだが、一時期、中国やインドの台頭によって、「デカップリング」などという言葉が溢れかえり、もはや米国が世界を牛耳る時代ではないという論調が席巻していたのが嘘のように、アメリカ経済が危機を迎えると全世界が青ざめている。強硬路線を貫きつつあったロシアもここへきて、経済の先行きを見守っているし、中国やインドも足踏み状態だ。自分が保有しているインド株も、一時期の半値から3分の1の価格に低迷しており、デカップリングが声高に叫ばれていたあの時期は、まさにバブルであったとしか言いようがない。


世界経済の今後の動向に注視していきたい。

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