2008/07/21

課題


転職して約3か月が経つ。


感覚的には短いようだけれども、よく思い返してみると長いような、そんな嵐のように過ぎ去っていった3か月だった。


転職時に自分が思い描いていた希望とこれまでの仕事での経験を照らし合わせ総括すると、ひとまず、まずまずではないかと思う。中長期的にひとつの会社のコミュニケーションに従事し、社内の中でのコミュニケーション業務がどのような役割を担っているのかを体感し学ぶために、外部のアドバイザーである代理店から事業会社への転職を決意したわけだが、この目的のもといろいろなことを吸収し、これまでにもいくつか重要な学びや気づきを得ることができた。


まずは、広報や渉外、宣伝をはじめとするコミュニケーション関連部署は、基本的にはバックオフィス、いわゆるコストセンターである、このことを折につけよく感じる。


当たり前の事実なのではあるが、いざ事業会社の中に入って見ると、本当に痛感させられる。これまでの代理店では、同じコミュニケーションの仕事をしていても、会社という組織からすると、前衛でお金を稼いでくる営業部隊という側面が強かったので、この状況にはなんとなく物悲しさもあるのだが、コミュニケーションという業務が事業会社内ではどのような位置づけであるのかを直に経験できているのは大きな収穫だと思う。


次に社内調整。外部の代理店では、何かしらの課題解決のための提案をし、それがクライアント社内で承認されたら、実行に入る、という業務プロセスで動いているが、事業会社では、たとえばその提案を社内で揉んで、いろいろな関連各部署からの承認を取り付けるといういわゆる社内ネゴ、根回しなるものが非常に多い。もともと単刀直入で煩雑なことが嫌いな性分である自分からすると、これは結構負担だったのだが、机上の空論になりがちなこれまでの代理店としての提案しかあまり知ることのできなかった僕にとっては新たな発見がたくさんあった。


また、社外での発言力の重みがすこぶる増している。特に対メディアとのやりとりでは、向こうは常にこちらを企業のスポークスパーソンとして見てくるので、発言一つ一つがそのまま報道や記事となって世の中に流れていくことになり、ほんのちょっとしたやりとりでも気が抜けない。


あとはコミュニケーション関連部署の仕事の進め方は、どちらかというと計画的・戦略的とは対極にあること。これまでの代理店の立場では、緻密に作り込まれた戦略のもと、かっちりした計画のもとでの業務を常に意識し実行しようとしてきて、そのやり方が自分の核になりつつあったのだが、事業会社での仕事の進め方は意外にも場当たり的。まあ日々いろいろな案件が集まってきて、頻繁にクライシス案件なども持ち込まれるので、いたしかたないといえばそうなのだが、改善ののりしろは大きいようにも感じている。


これからも日々意識して仕事に従事し、節目節目で課題や成果を振り返り、最終的なキャリアの到達目標地点から俯瞰した視点でも持ってして、いろいろなことに挑戦していきたい。

2 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

もう3ヶ月近くになりますか。

お元気にご活躍の姿を拝読するのを楽しみにしています。

また飲みましょう!

hk さんのコメント...

コメントありがとうございます!

近々、ぜひ冷えたビールでも飲みたいですね。